SCパイル - パイル事業(製品)お問い合わせ
鋼管とコンクリートを融合させた外殻鋼管付コンクリートパイルです。基礎杭の長尺化・大径化により、杭に対する要求性能が高くなっております。
- 取扱商品
- Hi-SC123パイル・HI-SC105パイル・590-SC105パイル / その他・SCパイル・HI-SCパイル
SCパイルの種類
- ※杭長 4?15m
- ※杭長6m以下の場合はご相談下さい。
- ※杭径300?1,200mm
Hi-SC105
- 主な特徴
-
「Hi-SC105」はコンクリートの圧縮強度を105N/mm2とした外殻鋼管付コンクリートパイルです。基礎杭の長尺化・大径化により、杭に対する要求性能が高くなっております。さらには高支持力杭工法の登場により、基礎杭の小径化によるコストダウンや、発生残土量の減少による環境負荷の低減が注目されています。
当社の105N/mm2シリーズのコンクリート杭は、圧縮性能を高めた製品で、これらの要求性能を満足すべく開発されたパイルです。これにより、高支持力杭工法への採用が最適になり、各工法のメリットをFULLに発揮させる幅広い設計が可能になります。
設計に用いる数値
1.材料強度
- 1-1 コンクリート
-
圧縮強度 105 N/mm2 ヤング係数 40,000 N/mm2
1-2 鋼管
種類強度 | SKK490、STK490 |
---|---|
降伏点(N/mm2) | 325 |
ヤング係数(N/mm2) | 205,000 |
2. 許容応力度
許容応力度材料種類 | 長期(N/mm2) | 短期(N/mm2) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
圧縮 | 引張 | 曲げ | せん断 | 圧縮 | 引張 | 曲げ | せん断 | |
コンクリート | 30 | - | - | - | 60 | - | - | - |
鋼管(SKK490・STK490) | 217 | 217 | 217 | 125 | 325 | 325 | 325 | 188 |
特 長
- ●超高強度コンクリート(Fc=105N/mm2)を使用し、高支持力に対応
- ●許容圧縮強度が大幅にUP
設計時のコストダウンに有利
長期許容圧縮応力度(N/mm2) | |
---|---|
Hi-SC | Hi-SC105 |
22.0 | 30.0 |
短期許容圧縮応力度(N/mm2) | |
---|---|
Hi-SC | Hi-SC105 |
44.0 | 60.0 |
曲げ耐力の比較
Hi-SC105(標準型)とHi-SC(標準型)の曲げ耐力は、右図に示す通りとなります。(代表として杭径800㎜、鋼管厚6㎜、腐食代1㎜の値を示す。)
Hi-SC105とHi-SCは、鋼管量が同じであるため、全引張時の耐力は同じになりますが、軸力が大きくなるにつれてコンクリートが負担する比率が大きくなることから、杭に加わる軸力が大きいほどHi-SC105の耐力が大きくなります。
Hi-SC123
- 主な特徴
-
Hi-SC105パイルシリーズをさらに高強度化させコンクリート圧縮強度をFc=123N/mm2、鋼管の基準強度をF=325N/mm2とした外殻鋼管付コンクリートパイルです。
高支持力杭工法への採用が最適になり、各工法のメリットをFULLに発揮させる幅広い設計が可能になります。
設計に用いる数値
1.材料強度
- 1-1 コンクリート
-
圧縮強度 123 N/mm2 ヤング係数 40,000 N/mm2
1-2 鋼管
種類強度 | SKK490、STK490 |
---|---|
降伏点(N/mm2) | 325 |
ヤング係数(N/mm2) | 205,000 |
2. 許容応力度
許容応力度材料種類 | 長期(N/mm2) | 短期(N/mm2) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
圧縮 | 引張 | 曲げ | せん断 | 圧縮 | 引張 | 曲げ | せん断 | |
コンクリート | 35 | - | - | - | 70 | - | - | - |
鋼管(SKK490・STK490) | 217 | 217 | 217 | 125 | 325 | 325 | 325 | 188 |
特 長
- ●超高強度コンクリート(Fc=123N/mm2)を使用し、高支持力に対応
- ●許容圧縮強度が大幅にUP
設計時のコストダウンに有利
長期許容圧縮応力度(N/mm2) | |
---|---|
Hi-SC105 | Hi-SC123 |
30 | 35 |
短期許容圧縮応力度(N/mm2) | |
---|---|
Hi-SC105 | Hi-SC123 |
60 | 70 |
曲げ耐力の比較
Hi-SC123(標準型)とHi-SC105(標準型)の曲げ耐力は、右図に示す通りとなります。(代表として杭径800㎜、鋼管厚6㎜、腐食代1㎜の値を示す。)
Hi-SC123とHi-SC105は、鋼管量が同じであるため、全引張時の耐力は同じになりますが、軸力が大きくなるにつれてコンクリートが負担する比率が大きくなることから、杭に加わる軸力が大きいほどHi-SC123の耐力が大きくなります。
590-SC105
- 主な特徴
-
コンクリート圧縮強度をFc=105N/mm2、鋼管の基準強度をF=440N/㎜2とした外殻鋼管付コンクリートパイルです。
Hi-SC105パイルと比較して基準強度がさらにUPした高強度鋼管でより一層の合理的・経済的な設計が可能となります。
仕様
- 寸法
-
外径 Φ600~1200mm 鋼管厚 t6~22mm
設計に用いる数値
- コンクリート
-
設計基準強度 105 N/mm2 ヤング係数 40,000 N/mm2
- 鋼管
-
設計基準強度 440 N/mm2 ヤング係数 205,000 N/mm2
2. 許容応力度
許容応力度材料種類 | 長期(N/mm2) | 短期(N/mm2) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
圧縮 | 引張 | 曲げ | せん断 | 圧縮 | 引張 | 曲げ | せん断 | |
コンクリート | 30 | - | - | - | 60 | - | - | - |
鋼管 (JFE-HT590P) |
440 | 440 | 440 |
曲げ耐力の比較
Hi-SC105(標準型)と590-SC105(標準型)の曲げ耐力は、右図に示す通りとなります。(代表として杭径800㎜、鋼管厚22㎜、腐食代1㎜の値を示す)
590-SC105は、Hi-SC105に比べて引張耐力が大きくなります。